ここには海と、磯と、漁港と、旬膳はな房しかない。
旬膳はな房
毎朝毎朝、通勤電車待ちの整列乗車の２列目に並び、人いきれの中、分単位の締め切りと連帯責任の義務感に追われて生きる。そんなことを続けてもう何年になるだろう。そしてこの先あと、何年この、整列乗車の列に並び続けるんだろう…なんてことをついつい考えてしまった兄貴。それはきっと、旬膳はな房にいく時期に来たということだ。
とおいとおい、はるかな館山道路を終点まで行きさらに南の果てまで行ってみよう。目指すのは南房・千田港という漁港だ。近くには大きな乙浜港や千倉、平館港など釣り場としてはメジャーな港があるがあえてそこは外して、人のまばらなここ、千田港でゆっくり釣り糸を垂らす。今日は一日、何も考えない日にしよう。
そうしていよいよ、いい感じに腹が減ったところで漁港隣にあるここ、旬膳はな房に飛び込むって寸法だ。
このあたりの景色は見渡す限りの海岸線。そんななかにぽつんと、ここだけこんなクールな空間がある。ワイルドな自然と戯れたあと、ラグジュアリーな気分で旬の海鮮をいただけるのは至福だ。
これが食べたいっ
本場 伊勢海老汁
ど迫力だね！ 縦に半分にカットされた伊勢海老が一匹まるごと大胆に入っている。
伊勢海老エキスがたっぷり染み渡る汁を「ズッ」といけば・・・
みんなこんな顔に！
鯨の竜田揚げ
南房といえばこれ、クジラの竜田揚げ。これはね、口の中でとろけるようにやわらかい。マヨネーズをつけてガブリと食いつけば、肉汁がほとばしる。※サザエつぼ焼きは別売り。
甘じょっぱく、やわらかいこの鯨竜田揚げをひと口、「ガツ！」といけば！
みんなこんな顔に！！！
釣り場日記
隣接する千田港は全体に水深は浅めだけど、中央に斜めに突き出た突堤の先端から船道に向けてちょいと投げれば、堤防右手の磯場に住んでいる地付きの魚がお相手してくれる。ウツボもウヨウヨ。梅雨前からイワシや小サバの群れが入り、ファミリーでのサビキ釣りが盛り上がる。
常夜灯が魚を集める。
山肌を遮る建物も無し。ただひたすら波音だけの。幻想的な時間がここにある。
上層にイワシの群れ。底にはウミタナゴと、ウツボがウロウロ。
カンタンに釣れるから子供も大喜び！
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