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入釣難度S級磯! 岩に向かって「お手」などと冗談言って気を紛らしつつ、メジナを釣る。
関東最東端、銚子は犬吠埼灯台を頭に本格的な磯場が突き出ていて、メジナやクロダイの良型が居ついている。そんな銚子エリアの磯場の、南の終点がここ、犬若の磯だ。うーんたしかにこの岩、猫耳ならぬ「犬耳」だね。伏せ、の状態で尻尾を振りながらわんこがこっちを見ているようだ。
さて釣り場だが、そんな愛嬌たっぷりの犬岩とはうって変わり、こちらはかなり険しい磯場になっている。写真のこの傾斜を見るだけでも十分恐怖を感じるが、実際に現地でこの急傾斜を降りるとさらに恐怖を感じるぞ! 一歩足を踏み外したら海面に落ちるかもしれないという恐怖を感じる。いや、実際落ちるかもしれない。ちょっとここはお子さん随伴はやめたほうがいいだろうよ。
さらに言うとこの犬若磯、上記の犬岩の隣の磯の左手にもう一ヶ所ポイントがあるのだが、こちらはさらに過激な断崖絶壁を渡っていかねばならないことになっていて、滑落すると命に関わる大怪我をする可能性が高い。難度S級。おすすめしない(こちらは一応、裏手から回るルートがあるが、民家を通るので避けてほしい)。
犬若の磯の入り口はこんなふうに「ジオパーク 犬岩」の標識があるのでとってもわかりやすい。
水中チェック!
さて、さっそくこの険しい磯場・犬若の磯の水中を調査してみよう。機動水中カメラ「ヒョウモンダコ14号くん」の出撃開始だ! さっそく登場したのは磯場の常連、タカノハダイだ。相変わらず尻尾の水玉がポップなやつだね。
さらに水深を下げていくと、ああメジナだね!
群れではなく、単独で巡回しているようだ。結構な良型が回遊しているようだ。
さていよいよ海底に到着…だがここで驚くべき事実が判明した!
なんと、ここ犬若の磯の海底は一面、平坦な砂地がはてしなく続いているのだ。海上のあの本格磯の風景とのギャップがありすぎるね。
駐車場チェック
ジオパークの看板を入るとすぐに犬若が見える。この手前に広い無料駐車場あり。サンキューベリーマッチ。
トイレチェック! トイレなし
あいたたた。すぐ西の名洗港海浜公園のトイレへGO!だ。
ひとこと! 犬若磯 犬岩
南伊豆を感じさせる急峻な岩礁地帯だけに、これは本格的な磯釣り道場かと思い、身の危険を感じながら険しい大岩を降りた先が、なんと砂漠のようなフラットな砂の平原とはさすがに気づかないね。苦労の割には堤防釣りとあんまり変わらないシチュエーションかもしれない。確かに足元の岩礁帯には確かに磯魚たちが待っていてくれるが、沖目に流しても砂しかないよという、そんなトリッキーな犬若磯。キツネならぬ犬につままれたといったところだろうか(笑)
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