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気分は沖釣り、水深ドン深14メートルにシーバスが潜む!
三河湾といえばだいたいどこも水深が浅め、というイメージなんやけどね、でどこか、三河で水深のあるところはないんかい? と聞かれると紹介するのがここ、稲生港石積み防波堤ということになるんやな。
このながーいながーい、超長い堤防を見たってほしいんやな。先端の白灯台までたどり着くだけで10分はかかるという、これはもう船釣りの世界といえないこともなかったりする、ということなんやな。
海岸線から遠く離れたこの防波堤先端付近の海水の色。これはもう、外洋のそれといえるようやな。色もそうやけど、なんというか潮の香りが沖っぽい。ようわからん表現やな。
白灯台の周囲はぐるりと足場がいいねやけど、やや狭い上に強風が吹きすさぶので注意が必要やな。
さて、この長大な石積み防波堤、これだけ恵まれた釣り場でありながら釣り人が少ない。理由はこれ。駐車できるスペースから防波堤の「つけ根」までの距離がけっこうあることなんやな
目の前に駐車スペースが見えてるにもかかわらず、港の対岸にあるため、車を降りて「つけ根」まで行くだけでさらに10分かかるという、かなり足腰が鍛えられる釣り場ということなんやな
駐車スペースに車を停め、港をぐるーりとひたすら歩くと・・・
芸術的な石積みへ上がる階段が見えてくるはずやな
「石積み」は途中まで。この階段を下りたらふつうのコンクリート堤防を先端に向かっていくというわけやな。あかん、腰が・・・
水中チェック!
稲生港石積み防波堤最先端の、白灯台からの潜水調査開始やな。まずは表層にアジらしき回遊魚たち。なかなか魚影は濃そうやねんな
灯台を支える防波堤だけあって、その土台はしっかりしてるようやな。垂直に切り立ってるようなんやな
海底までなんと14メートル!? ちょ、超ドン深やっ! ふつうはこの水深やと海底付近は真っ暗になるもんやけどこの明るさ! 透明度が抜群にいいということで機動水中カメラ「ヒョウモンダコ14号くん」をブラつかせていたところ、いきなりシーバスに遭遇や!
けっこうな大きさのシーバスやなと思っているとさらに群れが集まってきて・・・と思ったらあれ、ちょっと形が違うやん!?
ボラでした。ここ稲生港石積み防波堤のシーバスはなんと、ボラと一緒に仲良く泳いどるということなんやな
無駄に立派な魚体・ボラ。
おまけ。海底はゴロタ石ゴロゴロ。向こうのほうにチラリとアイナメらしき魚がポサッといてるのがわかるかな? わ、わからんわな
駐車場チェック
広い広い無料駐車スペースがあるんやけど、目の前の石積み防波堤との間には海。ぐるりと10分、歩いて回って健康維持やっ!
トイレチェック! トイレなし
まあこれも、ここに釣り人が少ない理由のひとつかもやね。漏れるー!
ひとこと! 稲生港石積防波堤
おそらくこの界隈では一番水深があると思うんやけど、先端まで行くのにドエライ時間がかかる。さらに防波堤から駐車スペースまでを合わせると徒歩で30分くらいはかかるので「あ、ちょっと釣りエサを車に忘れてきた!」はアウト、ということなんやな。もちろん途中で「もよおし」たらアウト!
しかし、その犠牲を補って余りある水深、潮通し、魚影の濃さは超一級釣り場! 大物一発狙いたくなったら挑戦してみたいとこやね。
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