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ここは房総一、童心に帰れる河口
千葉県は外房いすみ市。いすみ市といえば大原漁港や太い東港が釣り場としては人気だけど、意外に面白いのがここ、夷隅川河口だ。
すっごく浅いんだけどね。メインの夷隅川に加えて江場土川、三軒屋川、それに対岸に夷隅川河口干潟と、ゴージャスに流れ込んできてるので流量は多いんだけどとにかく浅い! ほとんど膝下! なにせ河口がビーチなので深さはしれているので大物はまず見込薄だが、こののどかさ、まったりさは漁港にはない独特のあじわいがあるよ。
とくにこの、支流の三軒屋川(海岸のすぐ裏手)はハゼつりの穴場。階段状にコンクリートで整備された護岸に腰掛け、のんびりとハゼを数釣りすると、時が経つのを忘れるね。
ちょいとわかりにくいけども、画面中央にスジエビ。ここはスジエビや手長エビなど、エビがたくさんいる。
足元の水深10センチくらいのところにいるので、釣りというより、そのまま手でつかまえられるほどだ。
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水中チェック!
完全に砂地。そして流れはけっこう速い。ハゼやエビは流れをさけるように護岸のフチに「ピタッ」としがみついているので、足元をのぞき込むとよくハゼと目があう。「やあこんにちは」。
釣り魚チェック!
型はちっちゃい上にダボハゼ率も高いが、いくらでもつれるから楽しいよ!
駐車場チェック
地中海とスペインを感じる(イメージで言ってるぞ)東屋と裸子植物に囲まれた、整備された広い駐車場アリ。海水浴客用だね。
とはいえハイシーズンでもこの程度の混雑具合。ここにも少子高齢化の影響が出ているのでは? と日本の行く末を心配してしまうくらい、意外なほどの空き具合だ。
トイレチェック! ★★★☆☆
きれいだよトイレ! オフシーズンに来ても、ちゃんと清掃されていてペーパーもある。建物の右側には海水浴客用のシャワーもあるので、足洗えて便利だね。
ひとこと! 夷隅川河口
夜店の金魚すくいに行くくらいの感覚なんだよ。まあ、ハゼとエビしかいないので、肩の力を抜いて、麦わら帽子を被り、ランニングシャツを着てサンダル履いて、童心に帰ってすごす一日を楽しむ、というのもたまにはいいかもしれない。長生きできそうだよ。
河口内はサーフィンエリア、水上バイクエリア、カヌーエリアなど区分けがあるので頭にいれておくといいかもしれないね。
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