シャチはいないが芳醇なSEA WORLDがここにある。
関東に住んでいる兄貴なら、だいたい小学生の頃に麦わら帽子を被り、白いランニングシャツを着て、親戚のいとこの「ひろくん」の家族と一緒に、シャチを見に来たんじゃないか鴨川。そんな鴨川にはシャチ以外にもうひとつ忘れてもらってはいけないSEA WORLDがある。そう、鴨川漁港さシェケナベイビー。まずは一番人気の沖側堤防突堤。アジが寄ってくる人気ポイントだね。いつもサビキ釣りのファミリーでいっぱいさ。
沖側堤防の真ん中あたりから漁協方面を臨む。港内があまりに広くて対岸の漁協の屋根がよく見えない。まるで湾のようだがこれでも漁港の港内なのだ。
こんどは逆に漁港側から見た沖堤防。その向こうにひょっこり見えているひょうたんのような2つの島は左が「灯台島」、右が「弁天島」だ。立派な島だけども鴨川港の堤防とつながっていて、島に渡ることができる。
こちらは内陸側の漁協前岸壁。一応釣り禁止の看板などはないけれども、大規模な港だけに漁師さんたちはまるで企業戦士のように走り回っている。まあこれだけ広大な漁港なので、漁師さんたちのお邪魔はせずに、沖側の堤防でゆるりと釣るのも人の道ってもんだ。
水中チェック!
ということで機動水中カメラ「ホタルイカ11号くん」の水中探索開始だ。場所は沖側堤防の、ちょうど弁天島の前あたり。グリーンだぞ海底!
現われたのは意外にカイズたち。このあたりはセイゴやフッコといった、スズキのなかまたち多いんだけどさすがそこは巨大港鴨川漁港。けっこうな数が泳いでるね。しかし、大型のクロダイはいないんだろうかと、堤防沿いに移動しまくってみる。
ああ、いたいたけっこうデカイのが!
距離にして2〜3メートル前方だと思うんだけどこの濁り具合。なかなか濃い緑に包まれているね。
駐車場チェック
とにかくビッグサイズな鴨川港港内は駐車スペースに困ることはない。駐車料金などもない。
トイレチェック! ★★★☆☆
このアーティスティックなトイレ。裸子植物と相まってまるで80年代のレコードジャケットのようだがしかし、実際のトイレ本体は中央のガラスレンガの部分のみという、デザイナーズ建築にありがちな実用性のなさもまた味のうちといったところだろうか。
ひとこと! 鴨川漁港
外房線、内房線の終点である鴨川はやはり、最果て感満点で旅情を感じる。都心からここまで来るのはやはりそれなりに時間と体力が必要なためか、連休真っ只中に行っても釣り人が溢れているといったことはない。そして周囲には本格的なドン深磯釣りが楽しめる弁天島・灯台島や、アジサビキ釣りが楽しい前原フィッシャリーナなど、垂涎物の釣り場が連なっているからこたえられない。一日じゃ楽しみきれないこと請け合いなので、できれば連泊で攻めたいとこだね。
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