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シャチはいないが芳醇なSEA WORLDがここにある。港内のルールを守って楽しい釣りを!

関東に住んでいる兄貴なら、だいたい小学生の頃に麦わら帽子を被り、白いランニングシャツを着て、親戚のいとこの「ひろくん」の家族と一緒に、シャチを見に来たんじゃないか鴨川。そんな鴨川にはシャチ以外にもうひとつ忘れてもらってはいけないSEA WORLDがある。そう、鴨川漁港。まずは一番人気の沖側堤防突堤。アジが寄ってくる人気ポイントだね。いつもサビキ釣りのファミリーでいっぱいだ。

沖側堤防の真ん中あたりから漁協方面を臨む。港内があまりに広くて対岸の漁協の屋根がよく見えない。まるで湾のようだがこれでも漁港の港内なのだ。


こんどは逆に漁港側から見た沖堤防。その向こうにひょっこり見えているひょうたんのような2つの島は左が「灯台島」、右が「弁天島」だ。立派な島だけども鴨川港の堤防とつながっていて、島に渡ることができる。

そんな雄大な鴨川漁港だが、昨今の釣り人増加によるトラブル回避のため、港内での釣りについてはいくつかのルールが設定されている。2026年現在の情報だが港掲示板等の内容をもとに解説しておくのでぜひご一読を。
まず、鴨川漁港内は駐車禁止。特にロープで仕切られた遊漁船利用者用駐車スペースへの駐車は厳禁だ。

さらに沖側堤防へは現在、車で乗り入れることができなくなっている。

こちらは内陸側の漁協前岸壁。一応釣り禁止の看板などはないけれども、カラーコーンなどにより港内での釣りをするにあたっての禁止行為が書かれている。

港内での釣りルール・禁止行為をまとめると以下の通り。

・漁港内でオモリのついた仕掛けを飛ばす釣り方は禁止(漁船への仕掛けの飛び込み、照明灯の破損、電線の切断が多発しているため)。
・漁業者が作業を行う場所で釣りをしない。
・漁船が近づいたら釣りを中断して竿を上げる。
・漁船等の航路上に釣り糸を垂らさない。
・ゴミを漁港内に放置しない。・漁港内に駐車し漁業者の移動や作業を妨げない。

ある掲示板に漁業者からのメッセージが記されていた。過去にはきっと、筆舌しがたい迷惑行為もあったと思われるが、それでなお、釣り場を開放して頂いている漁業者の方々には頭が下がる。決して難しい要請ではないと思うので、ここはひとつ、釣り人としてはルールを守って地元の漁業関係者といい関係を保てればと切に願うばかりだ。

漁港奥にある突堤周り。僅かに許された釣りスペースだ。ルールを守ってこの数少ない釣り場を守っていきたいものだね。

水中チェック!
ということで機動水中カメラ「ホタルイカ11号くん」の水中探索開始だ。場所は沖側堤防の、ちょうど弁天島の前あたり。お! 出た!


現われたのは意外にカイズたち。このあたりはセイゴやフッコといった、スズキのなかまたち多いんだけどさすがそこは巨大港鴨川漁港。けっこうな数が泳いでるね。しかし、大型のクロダイはいないんだろうかと、堤防沿いに移動しまくってみる。

ああ、いたいたけっこうデカイのが!

距離にして2〜3メートル前方だと思うんだけどこの濁り具合。なかなか濃い緑に包まれているね。

駐車場チェック
というわけで鴨川漁港内で釣りをする人は港内全域、駐車禁止になったので注意。以前は駐車できた漁港建屋横も、今はもう遊漁船利用客専用だ。

一応、鴨川漁港に隣接する前原のフィッシャリーナに無料の駐車スペースがあるものの、ここから漁港までは相当距離があるので、とくに真夏などは途中で熱中症になってしまうかもしれない。体力と精神力との相談だ。

トイレチェック! ★★☆☆☆
このアーティスティックなトイレ。弁天島への橋の前にある観光客向けのオシャレなトイレだが、裸子植物と相まってまるで80年代のレコードジャケットのようだ。実際のトイレ本体は中央のガラスレンガの部分のみという、デザイナーズ建築にありがちな実用性のなさもまた味のうちといったところだろうか。

そしてもう一か所、外堤防への入り口(漁港関係者以外車両進入禁止の看板付近)にも素敵なデザインのトイレがある。鴨川漁港、駐車場には厳しいがトイレについては界隈随一のおもてなしを感じる。

漁港内にはあと2か所トイレがあるが、こちらは漁港関係者用の趣なので一般の人間は上記2か所のトイレを使うのがよさそうだ。
ひとこと! 鴨川漁港
房総の楽天地・鴨川はさすがアジやクロダイなど釣り物も豊富だが、最近の釣り人の増加でいよいよ当地にも全面釣り禁止の気配がひたひたと迫っている感がある。現時点では車両の一部進入禁止と港内全域の駐車禁止までで(これでもかなりハードルが高いが)、まだ釣り人をバリケードで締め出す釣り禁止処置はされていなかったが、今後の釣り人の動向次第ではより厳しい対応へ移行することはありそうだ。ゴミは持ち帰ろう!


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