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遠投一発! 投げ釣りのメッカは、決してアナタを裏切らない。
関東の投げ釣りの総本山、メッカ、投げ釣り道場。いろいろな異名を持つこの国府津海岸。数キロにわたって延々と続く海岸線。平日はのどかな海岸風景だけど休日ともなると30メートルおきにきっちりと釣り人が入っていて、何十分海岸を歩いても空いているところがないわよ。ここは西湘バイパスの西湘パーキングエリア横の森戸川を起点に、左へ左へと順番に釣り場が埋まっていくので、気がついたら東へ30分も歩いてしまったわ。さあいくわよ久々の「ゴルフスルー」。「ターン」「ターン」
「メーン!」
で、ここ国府津海岸は厳密にいうと「砂浜」じゃないのよ。直径2~10㎝くらいの砂利石でできた「砂利浜」とでも言うのかしら? とにかく押しては返す波に、砂利が運ばれ「ゴォォォー」という独特の波音。見た目よりワイルドな現場よ。そんな国府津海岸なので、生息する魚もちょっと変わったヤツが多いわよここ。
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水中チェック!
とにかく水中は辺り一面、砂利、砂利、砂利のジャリワールド。。置き竿でもしようものならあっという間に道糸が重い砂利の奥深く潜り込んでしまうというそんな特殊な環境に、なにこれ!? ヘンな顔だわ!(´゚д゚)
達磨の大将みたいな顔ね。けっこうたくさんいるわよ。
こやつらはツバメコノシロ、通称「アゴナシ」ね。顔は達磨だけども、身はかなり美味い、という話だわよ。
カオはあるけどアゴがない、というか小さい。まずこんなのほとんど見かけない魚種ね。さすが国府津。
釣り魚チェック!
ドーン! クロダイ(カイズサイズ)出ましたわよ!こんな磯魚を、シロギスよろしく波打ち際からズリ上げるというのもあんまり無い経験。さすが国府津。
お次はルアーでギンガメアジ! 波打ち際から30メートル付近。イイ色してるわー。
まだまだいくわよ。これはマゴチみたいにデカいネズミゴチ。見た目は悪いが味はシロギス以上という声もある高級魚。確かに美味でございましたわ。
こちらは毎度お馴染みクロサギ。
マダイの稚魚はよくかかるんだけど、将来強烈なヒキを楽しませる巨大魚になってちょうだい、と話しかけてリリース。
駐車場チェック
これだけ長大な海岸線の割に、駐車場がないのが玉にキズ、な国府津海岸の周りには、おもに国道1号線に小規模なコインパークが3~4か所。はっきりいって競争率ゲロ熱。
トイレチェック! トイレなし
あらららららららあららのら。どこまでもワイルドな国府津海岸だけど、あれだけの釣り人たちはいったいどこで用を足しているのやら、など要らぬ心配をしてしまうわね。1号線沿いにコンビニ有。
ひとこと! 国府津海岸
国府津I.Cが極楽投げ天国の道しるべ(!?)交通の便がよくて、キャパが大きくて、そしてもちろん魚種・魚影も濃いここ国府津海岸は今日も、朝もはよから釣り人たちが、物干竿のような長大なロッドを振り下ろしているわ。夏から秋はイナダなどの大物も期待できるので、ここは「通い」で釣果を味わっていただきたいわ。
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