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桃はないけどメバルがいるぞ!
チャオ。福島・宮城エリア担当のヤスヒコです。なんか年々、日本の夏は暑くなってくるね。そのうち日中は70℃とかになっちゃうんじゃないかな? ボクみたいなロートルはもう、10分外にいるだけで蒸し焼きになっちゃうね。蒸し爺。おいしくなさそうだね。しかしそうなってくると夏は涼を求めて北へ北へ、東北は牡鹿(おしか)半島あたりまで落ちのびてくるってことになってくるんじゃないかな? というわけで今回は宮城県牡鹿半島の大型漁港、桃浦漁港をレポートしましょう。
桃浦と書いてもものうらと読む。リアス式海岸の牡鹿半島はその入り組んだワンド(奥まった湾状の入江)ごとに、大小さまざまな漁港があるんだけど、そんな中でもここ桃浦は大規模な漁港で、その余裕の釣り人収容力から、半島の中でも1,2を争う人気の漁港だね。その中でもイチオシなのがこの西側の白灯防波堤だ。
その白灯防波堤の向こうに見えるのが東側の赤灯防波堤。あちらは船舶の係留が多いけれど、先端付近はわりと空いているようだね。
この東西から伸びた防波堤のほかに、漁港奥の山側護岸もポイント。ちょっと水深は浅めのようだけどね。
漁港一番奥、牡蠣の加工場前・・・は漁業関係の方々が多いエリア。漁師さんが忙しそうにしているときは釣りは控えておいたほうがよさげなポイントのようだ。でも少し水温が上がってくるとこのあたりまで小サバやイワシの群れが押し寄せるんだけどね。
水中チェック!
さてそんなわけで水中映像。今回はいつもいちばん釣り人が多く入っている西側白灯防波堤を覗いてみよう。まずは防波堤のまん中あたりね。おっとさっそくビュンビュン飛ばす銀色の大群が…カタクチイワシの群れですな。
こんな護岸の足元まで!? しょっぱなからなかなかの歓迎ぶりだね。ところでこの撮影、ゴールデンウィークあたりでやっているんだけど、東北でもこんな春先からイワシの群れが港内に入るんだね。
さてこれは防波堤の先端あたり。見渡す限りの海藻の森ですな。そして至る所にメジナが立ち泳ぎで浮遊しているね。
防波堤最前部。足元で5~6メートルほどだけど、沖に少し出ると途端に深くなってるようだね。その先は見えないね。遥か蜃気楼の彼方、向こうのほうにメジナの群れが見えるけど、そこから先にはどんな魚が潜んでいるやら?
釣り魚チェック!
メバル一丁。とにかくここはメバルが多いね。季節柄なのかな? 7匹連続でメバル君がお相手してくれたよ。
駐車場チェック!
西側、東側ともに防波堤のつけ根あたりに広い駐車スペースがあるね。ただ、駐車場として区画されているというのではなくて、ご覧のように漁具や漁船の置き場の横にある空きスペースといった趣。漁業関係者のご迷惑にならないようにスペースをとって停めるのがよさそうですな。
トイレチェック! トイレなし
南無三・・・まだ建設作業中といった部分もあり、これから素敵なトイレができるかもしれないね。
ひとこと!桃浦漁港
牡鹿半島は黒潮が当たるので水温が暖かいんだよ、と石巻のスナックで居合わせた漁師さんに教えてもらったんだけど、なるほど春先からイワシの群れがいたりして、こいつは春から縁起がよかった。四季を通して通ってみたくなったな。
牡鹿半島は震災から復興が進んで、漁港もきれいに整備されていて、見ていて頼もしい限り。ボクら釣り人もルールとマナーを守って、そんな地元に受け入れてもらえるようにしたいね。日本釣振興会のももちゃんもがんばってるぞ。
アリベデルチ。
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