興津の海は、蒼くて荒くて、そして熱い。
房総半島は勝浦のチョイ下、上総興津の駅から歩いてすぐのところに、のどかで蒼い港があったとさ(日本昔話風)。どうだいこの風光明媚な港は!
人はまばらだがさすが太平洋。風はなくても波は荒いね。湾奥の穏やかな観光地めいた風情とは対照的でおもしろい。
この港の狙い目は堤防先端の赤色灯台、もいいが穴場はメイン堤防の左にニョッキリ突き出た沖側の堤防だ。ひときわ波は荒いが水深があり(左写真)、チラチラとメジナの魚影が見えているぜ。
逆に内湾のほうは水深が浅く、「釣り公園」と銘打たれている円形の堤防は海水浴客の甲羅干しの場になっているって有様だ。いやあ、こういうのは現地へ行って、釣ってみないとわからないものだよね。
水中チェック!
沖側堤防から機動水中カメラ「タカアシガニ4号くん」投入! いるわいるわメジナの群れだ!
とにかく数はいる。いっぱいいる。
石鯛(の子ども)も混じっているようだ。
釣り魚チェック!
まあこんなところかな? 夏の外房名物・トロピカルなニシキベラとメジナが永久に掛かり続けるのだった。
駐車場チェック!
興津東港はのどかだ。とっても広い駐車場は堤防のすぐ近く。一応駐車料金500円と書かれているが、季節料金なのかもしれない。
トイレチェック!
★☆☆☆☆
思わずグッと来る、ワイルドな一品ですな。素朴な手書きで「トイレ」と書かれているのがとてもわかりやすいですな。
ひとこと! 興津東港
すぐとなりに超メジャーな勝浦港があるせいか、ここはいたってのどかそのものであった。すぐ目の前には同じ興津港(西港)があり、よくアジが回ってくるが、こちらは西港よりは内湾にあるせいか、地付きの魚が多いね。
全体的に水深が浅いので沖目を狙って遠投するのがいいかもしれない。
それにしてもこののどかさ、まったり感は心の洗濯になるね、と思わず秘技「バックドロップスルー」で沖を狙うのだった。
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