まるで地球防衛軍の秘密基地!巨大な岩の奥に潜む、小さな漁港でアジを釣る。
ここは南房総・巨大な乙浜港のすぐとなりにある、小さな漁港・塩浦港。ごらんのように漁船が5隻も入ればギュウギュウになってしまうような小漁港。水深も浅く、昼間の港内での釣りは望み薄ではあるんだが…
なんとここ、塩浦港は堤防のすぐ裏がステキな磯場になっている!
しかも堤防からはラグジュアリー感あふれる階段まで設置されている。おそらく昔、この磯場を利用した生簀があって、そこへつながる階段だったんだろうね。
さてメインの釣りポイントだけど、この右堤防を前進。
先端までいくとなんとそこは島(!)に食い込むように護岸と堤防壁が一体化した、まさにサンダーでバードな感じの構造物が目に飛び込んでくる!
よい子はマネにないでほしいんだけども、この「島」壁を、ボルタリングよろしくにじり上がることができれば、このようなナイスな釣り場に到着できるという寸法。因みに向う岸に見える堤防は沖堤防になっていて入釣はできないようだ。
水中チェック!
堤防先端の、地球防衛軍秘密基地の島の前の海底。島のすぐ下はやはりというか岩礁帯。
で、そのちょっと前に出ると広いフラットな砂地が広がっているよ。上から見るより広くて、なかなかまったりしている空間だね。
この塩浦港、磯場の一番奥を強引に釣り場にしたような、そんな秘密基地的なロケーションのためか、磯の小魚や小エビの類がとっても濃い。これが目当てなのか、こんな奥まった場所にも拘わらずアジが回遊してくるポイントでもある。
釣り魚チェック!
アジ出た! 日没前後の「お食事タイム」にやってくるぞ!
ポイントはやはり「サンダー」で「バード」な右堤防先端の島から、沖堤防との真ん中を狙ったあたり。ある程度この近辺に居ついているのか、まだ水温が上がらない3月でもアジの釣果が出るのが、ここ塩浦港の素敵なところ。。
駐車場チェック
隣接する塩浦海水浴場にこんなハイカラな無料駐車場あり。それにしてものどかな、まったりとした風景である。自称「停めるだけで寿命が半年は延びそうな駐車場」。
漁港内に5〜6台は停められそうな駐車スペースがあるものの、休日にはこのようにチェーンがかけられてしまう。特に立入禁止、駐車禁止の標識は無いものの、漁業者の方のガレージに近いノリなのだろう。
トイレチェック! ★★☆☆☆
駐車場の付帯施設として、これまたハイカラな南欧風トイレあり。外見は南欧風ながら中は純和風、というのが女子泣かせといえなくもない。
ひとこと! 塩浦港
南房総回りでやってくる釣り人の、おそらく100人中99.9人は隣の乙浜港に行ってしまうことだろう。だが、人生たまには脇道にそれてみるのもおもしろい。定員は実質、堤防ひとり、磯3人しか入れないけれどアジがいる。しかもじつはこんな常夜灯までついていて、夜のアジ釣りにも夢踊る。そんな非日常な釣りをしたくなったらさあ、塩浦港で逢いましょう。
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