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青物いる! 駐車場至近! 堤防感覚で本格磯釣りを楽しむならココ!!
立入禁止・釣り禁止の漁港釣り場からエスケイプ! のびのび自由に釣れる地磯を紹介するシリーズ。今回は房総半島最南端の通称・フローラルホール下の磯を紹介しよう。どうだいこの風景、どこまでも続く磯場。足元から水深のある海。なかなかこのコンディション、房総半島では貴重だよ。
この地磯の特徴として、つり座のすぐ前に転々と島が並んでいることだ。この島と島の間にメジナが潜み、そのちょっと向こうに石鯛や青物が回遊しているって寸法だ。
この島々の間を流れる複雑な潮の流れがまた、イイ感じで魚たちを回遊させている。どこに魚が付いているかを予想しながらポイントを絞っていく作業はなかなか楽しいぞ!
中でもこの、海に向かって一番右側にある大きな島(鳥島)が面白いぞ。右側が沖に抜けているので青物の回遊がある。夏から秋にはワラサ、ショゴ、シマアジなどが入ってくるぞ。
そんな本格磯だが、嬉しいことにここフローラルホール下の磯は釣り座までこんな素敵な舗装道路で結ばれている。磯場を渡る時間はほんのちょっとだから、ほとんど堤防釣りの感覚で本格磯釣りが堪能できるというわけだ。
釣り座からみたフローラルホール。フローラルホールってなんだ? という人もいるだろうがまあそこはあまり重要ではない。市民会館みたいなものなのだが、押さえておきたいのは駐車場の位置。ホールのすぐ横にあるんだけど、この駐車場から釣り座までほんの5分程度という手軽さ。これは嬉しいシチュエーションだぞ。
水中チェック!
じゃあさっそくフローラルホール下の磯の足元をちょいと水中探査! メジナだ。
いつもの小メジナだが圧巻はこの魚の量! 海水より魚のほうが多いんじゃないかというほどの数だ!さすが地磯。
ややっ! 何か白い魚体が混じってるぜ。シマアジだ!
最初はメジナだけだったんだが、コマセにつられて外洋から入ってきたようだ。
ワラサだ! ちょっと見にくいが少し水深深めに入ってきたな。なんとワラサまでいるとは。さすが南房総の地磯、魚影の濃さが違うな。
釣り魚チェック!
カンパチだ!
まあ幼魚だけどそのヒキはなかなかのものだ。それにしてもこんな足元でカンパチとは・・・さすが南房総。
メジナはいくらでも釣れる。磯場のメジナは堤防と違ってスレてないからおもしろいように釣れる。
駐車場チェック!
磯場から道路を挟んでほぼ、真後ろにある無料駐車スペース。一応フローラルホールの利用者用だが場所柄、ドライバーの休憩所としても利用されているようだ。まあなにせ小学校の運動場並の広大なスペースがあるので、釣りでちょっと利用させてもらうくらいはよさそうだ。
トイレチェック! トイレなし
アウト! すぐ近くにある野島崎公園にあるよ。
ひとこと!フローラルホール下の磯
フローラルホール下の磯。なにかこう、香しい匂いが漂ってきそうだが、ここは地磯デビューにもってこいの磯場だ。駐車場の目の前だし、途中までは舗装された遊歩道まである。そして、地磯ならではの魚影の濃さ。なんといっても魚が漁港ほどスレていないのがいい。ここは大昔、石鯛・青物の聖地と言われていた場所で、シーズンにはカゴ釣りの先輩や石物狙いのベテラン釣り人たちがズラリと並んだものだが、今はわりとひっそりしている。ただ最近少しずつ青物が増えてきているように感じるよ。
漁港のように立禁・釣り禁で追い立てられることもなく、磯の波音を聞きながら日がな一日のんびり釣りを楽しんでみてはいかだだろう?
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