高層ビルを見ながら、少年サッカーの壁打ち音を聞きつつ、クロダイを釣る午後をあなたに。。。
トヨカズ:無骨でいかつい鉄骨の天蓋を抜ければそこは摩天楼…そして、傍らには故郷ニューヨークのハドソン川を思わせる大河が流れる、そうここは石川島公園。
クミ:酔っているのかしら? 誰の故郷がハドソン川なんですって?
トヨカズ:いや、この石川島公園の素敵な景色を見ていたらついつい、感傷的な文章になってしまったんだよ。
クミ:意味がわからないわ
トヨカズ:もともと広い護岸があったんだけど、最近さらに整備が進んで、とってもコンフォータブルな親水公園になっているんだよ。とくにこのライムグリーンの相生橋の下あたりは「雨傘釣り場」で、雨の季節でもぜんぜんオッケーよ!
トヨカズ:この橋脚の際とか、シーバスの気配ムンムンだよね
クミ:橋下だけでなくて、上流のほうまでずっと護岸が続いているのね。広くてのんびり釣りができそうだけど、ここ、釣り禁止じゃないの?
トヨカズ:ところがどっこい! 釣り禁止ではないんだよね。ただし、投げ釣りは禁止、ということはチョイ投げや落とし込み釣りなら問題ないってことだね。
クミ:なにがところがどっこいよ。まあ、ゴミは持ち帰るとか、マナーを守って釣りをしてくださいってことなのね。
トヨカズ:そうそう! とくに相生橋の下には少年サッカーのキッズたちが熱心に練習しているケージがあるから、とくに気をつけたいところだね
トヨカズ:こちらは石川島公園最南端部。このあたりは以前は野草が生えていて、石川島公園本体とは別の親水公園のようになっていたんだけど、最近のリニューアル工事でつながったようなんだよ
クミ:ほう、ウッドデッキで釣りができる、なかなかおしゃれなポイントね
水中チェック!
トヨカズ:ではでは、一番魚影の濃そうな相生橋下あたりで水中探索開始だよ。ウッ! ク、クロダイ・・・! あわわわわでかい!
クミ:ウヨウヨいるじゃないの!?
クミ:どのクロダイもけっこう大きくて、しかもまるまると太っているわ
クミ:おお! 2匹で泳いでる! ここ本当にクロダイの数が多いわ!
クミ:これが石川島公園の川底の様子ね。けっこう岩場なのね。起伏に富んでいるからか、底のほうにクロダイは多いみたいね・・・ちょっと、トヨカズのおにいさんはどうしちゃったのかしら!?
クミ:あ! またクロダイが! シーバスが多いのかと思ったらここ、クロダイの巣窟状態だわ
クミ:すごいすごい! 3匹の群れがきたわ! トヨカズのおにいさんは例によってあまりの光景にショックを受けて腰が抜けているようね
クミ:キビレも混じっている。銀色の魚体がきれいね!
クミ:護岸足元を右から左へ、左から右へたくさんのクロダイが行きかっている。すごいポテンシャルね石川島公園! はい、もうレポート終わっちゃうわよ!
トヨカズ:あわわわすごい・・・
クミ:まるで初めて釣り場に来て、初めてクロダイを見た少年のような、ピュアなリアクションね。ある意味羨ましいわ。あ!ラストちょっとシーバスいたわよ。下写真の右下。わかりにくいわね。
駐車場チェック 駐車場なし
トヨカズ:まあ、都心という場所柄いたしかたなしかな
クミ:ようやく持ち直したわね
トイレチェック! ★★★☆☆
トヨカズ:相生橋のたもとに、ああまるで両手で包み込んでくれるような屋根の形をした素敵なトイレが・・・
クミ:そういう凝った表現はクロダイの水中写真のときにしてほしいと思っていてえ!
ひとこと! 石川島公園
トヨカズ:墨田川を本流と晴海運河にまっぷたつにかき分ける、石川島の先端にあるこの石川島公園は、その複雑な潮の流れと、起伏にとんだ海底の岩礁がたくさんのクロダイやシーバスをストックしているんだよね。都心にあってこの魚影、まさに贅沢の極みだけど、その割にあまり釣り人には知名度がなく、釣り人がまだまだ少ない穴場的ポイント。おススメ度は超高いよ!
クミ:・・・・。どうしてこういつも、話の終わり頃に立て板に水になるかなあ・・・まあいけど。
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