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多奈川は、ええとこだっせ。小島漁港が、おまっせ
トシコ:小島漁港へ、いらっしゃいっ!
サトシ:もう来てるじゃないか。何で今日はそんなにハイテンションなんだ?
トシコ:「ようこそ小島へ」の看板がうれしいやんか。このご時世、どこに行っても立入禁止で追い立てられる釣り人にとっては、仏のようなここ、小島漁港なんやで。
トシコ:ここ小島漁港は大阪府最南端の漁港でやね、ここほんまに大阪かいなと思うくらい、自然豊かでアジの魚影も濃いという、桃源郷のようなとこや
サトシ:おお! 言っている間にすでにアジが釣れている! シーズンには外側の防波堤までいかなくても、港内の護岸にたくさんのアジが回遊しているという話は本当だったな。
トシコ:人呼んで「お金持ちのお宅の、池の鯉状態」や!
サトシ:嫌な例えだな。しかしアジたちが水面まで上がり、こっちを見つめてコマセを求めて口をパクパクさせている様子は、確かに池の鯉みたいだな。こんなアジ初めて見たよ。
トシコ:ここ小島漁港が桃源郷と言われるんはアジの魚影もさることながら、この漁港のマネジメントがすごくしっかりしている、いうことなんやで。
サトシ:柄にもなく難しい言葉を使ったな。確かに、駐車場は有料だけどちゃんと清掃協力金という使途が説明されているし、実際に港内にはゴミ回収施設もあったりして、しっかり管理運営されているんだな。とてもきれいな漁港だ
トシコ:ここ小島漁港には売店やバーベキュー場まであって、ちょっとしたレジャー施設なんよ
水中チェック!
サトシ:おっととと! アジだ! いきなりこりゃすごいな!
トシコ:これが大阪名物・アジくらまんじゅうや!
サトシ:そんな名物聞いたことないぞ。でもすごいなこれ、コマセ撒いてない状態でこれだよ。
サトシ:港内でこの密度はすごいな。酸欠にならないか心配だ
トシコ:暴れとる暴れとる!
サトシ:コマセいらんなこれ、釣り針だけ投げても、かかってくるぞ!
トシコ:出血大サービスや毎度毎度毎度っ!
サトシ:うわーっ! こりゃスゴイ! 海水よりアジの体積のほうが多いんじゃないかこれ
トシコ:やかましなぁもう、と言っているようなカワハギも、ここでは所在なげやね
釣り魚チェック!
トシコ:なんぼでもいける! 無尽蔵。
サトシ:ここ小島漁港のアジは細身で背が黒いクロアジ系が多いみたいだね
トシコ:アジフライアジフライ南蛮漬け南蛮漬け毎度毎度毎度毎度ーっ!!
サトシ:ぜんぜん人の話聞いてないな。
駐車場チェック
トシコ:小島漁港は駐車料金の代わりに「清掃協力金」を払うしくみや
サトシ:フム
トシコ:この清掃協力金はやね、じつは任意なんやねんよ。
サトシ:そうか。これだけ使途を明示したうえで任意設定なんて、すごく良心的だね
トシコ:漁協のおかあさんたちの奥ゆかしさに、思わず涙ぐむわ!
サトシ:本当に泣いてる。大袈裟だな相変わらず・・・でもこのホスピタリティは伝わるね
トシコ:ちなみに駐車場はドーン!
サトシ:おお、広いな!
トイレチェック! ★★★☆☆
トシコ:トイレドーン!
サトシ:おお、シンプルだけどきれいなトイレだね
ひとこと! 小島漁港
サトシ:いやーやっぱり何といってもここはアジの魚影がすごいね。まるで通勤ラッシュのような鮨詰め状態でアジの群れが港内に入っているとは。その密度にたまげたな。
トシコ:せやろ! 何といってもここは大阪府最南端。大自然からの贈り物!
サトシ:それと、魚だけじゃなくて人も素敵だよここは。受け入れてもらってる感じがする。来てよかったなと思えたな。
トシコ:毎度おおきに!
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