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フラミンゴはいないが釣り可能! 人情溢れる素敵な昭和ワールド。
行川アイランド。山あいの無人駅なのに何故かアイランド駅…? と、最近千葉県人に聞かれてうなだれた。昔はね、このあたりにフラミンゴが棲んでいたんだよと言うと若者に笑われるという悲しさをかみしめつつ、久々に訪れたよ浜行川漁港。まめがわじゃなくてなめがわだからよろしくね。
浜行川漁港のポイントは大きく3つ。中でも一番人気はこの赤灯左堤防。こんなのどかな漁港なのに真冬の平日でも釣り人が張り付いている。もうここに住んでいるんじゃないかというほどである。水深ピカイチ。
浜行川漁港のメインのもうひとつの人気ポイント・右堤防。どうだいこの絶景! ここへ来て、チェアーに腰掛けてコーヒーでも飲みながら竿を振っているだけで、寿命が3年は延びそうじゃないか。さすが外房先端は海の色が違うぜ。この堤防外側は浅くなっているんだけど冬から春先にかけ藻場になり、たくさんの居着きの魚が集まっているね。弱点としては先端まで行く前に一段下がっているところがあり、ここを這いあがるのは小さい子では無理かもしれないね。
こちらはサブで中央堤防。左右の堤防に比べると奥まっていて水深もイマイチながら、駐車場からのアクセスはピカイチ。
水中チェック!
さあ、ということでこの天国のような浜行川漁港の風景に見とれてそのまま帰ろうとしてしまったがさにあらず、機動水中カメラ・「ホタルイカ11号くん」の水中探索を開始するぞ。ああ、海底もやはり極楽浄土のような景色だなこれは! 思わず秘儀「バックドロップスルー」で攻めたくなるのだった。
右堤防横の藻場より。群れが沖へ行ったり、戻って来たりを周期的に繰り返しているね。
まさに彼らのマイ・ホームといった感じだ。ウミタナゴは周年居着いているようだ。
駐車場チェック
以前は駐車禁止という記事もあったようだけど、2020年現在は有料ながら駐車スペースは解放されている。ごらんのように意外にキャパシティは大きい。港内にはスキューバダイビングクラブがあり、そちら関係の車も多いようだね。
こちらが浜行川漁港の駐車料金受領証。¥400也。なかなか渋い、昭和なテイストの日にち手書き式チケットだ。額縁に入れて飾りたいね。
駐車場に車を入れると、お話好きなお姐さんがひょこひょこと現れ、料金徴収がてら、ここ最近の釣果情報などを入れ込んでくれる。このふれあい、コミュニケーションが懐かしく、楽しい。
トイレチェック! ★☆☆☆☆
あいたたたた! がんばってまたがってほしいぞ女子諸君。そしてなにげに左のダイビング客用のラグジュアリーな簡易トイレと、その右の緑のドアの一般用のトイレが分かれて設置されている…こんなところにも、現代日本が抱える格差社会の問題が我々に何かを訴えている、ような気がしたりするのだった。
ひとこと! 浜行川漁港
小さいころに親に連れられ、フラミンゴのショーを見に来たのはもう、遠い昔だと思っていたが、どっこいさにあらず、ここ浜行川漁港はまんまあの時のまま。ああこの達筆な注意立て札のセンス(「な」が変体仮名!)を見てほしい。ジスイズ・ア・タイムマシーン。味わいがありすぎて目頭が熱くなった。
駐車場のお姐さん曰く、ここは春先から朝マズメでシマアジが来るという。また来るぜ。
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