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こんなに細長くて、浅いところになぜかバスが溜まってる!
こんにちはー、チエでーす! 今日は津久井湖の数ある「ワンド」の中でも比較的小場所な、馬渡ワンドをレポートしますよ。いきなりですがワンド奥から見た本湖。まるでアマゾンの奥地にいるような、ああ建物というか、人口構造物が無い世界。遭難しそうなほどに自然豊かです。ちょっと怖いくらですよ。
馬渡ワンドに接近するとまず入り江の右側に、馬の背中のような岩礁が見えます。これがランドマークですね。で、入り江に接近するとまずこんな石垣が。このあたりからがポイントということでしょうか。イイ感じに木が茂って日陰ができています・・・じゃなくてじゃなくて、オーバーハングでシェードで、とかでしたね、違うかな。
さらに進んで馬渡ワンド入口付近左側。ここはわかりやすいです。ここは年中ゴミが溜まっていてわかりやすいんですけど、水中にもかなりたくさんの倒木、もといレイダウンが詰まっていて、ベイトもいっぱい集まるからバスがけっこういるんだよ、とうしろの人が申しております。ほほう。
さあそしていよいよ馬渡ワンドの中に入っていきます。なかなか細長いですね。ワンドというか、河口のような感じです。
30メートルくらい進むともう最奥部です。水深30㎝くらいですよ。倒木もといレイダウンはじめ、ボートの部品らしきものなどいろいろな破片が流れ着いて、溜まっています。そして何より、奥に進むにつれてなんというのでしょう、黄色い粉末というかですね、たぶん周囲の森の木の花粉なのか胞子なのか、まっ黄色な微粒子で赤潮ならぬ、緑潮状態になっています。こんな極浅で緑潮なところに、バスはいるのでしょうか?
まだまだあるぞ! 津久井湖「ワンド」シリーズ
ここにいるよ。ブラックバス水中チェック!
と、いうことで機動水中カメラ「ワカサギ1号くん」の水中探査はまずワンド入口から徐々に最奥へと遡上していこうと思いますがまずはワンド入口あたり。岩場です。急峻な崖になっていますね。ワンド内と本湖はやはりかなり水深差があるんですね。あ、こういうのをブレイクというんだよとうしろの人がカンペを出しております。
で、そのブレイクを過ぎてワンド入口、陸に向かって左側の、さっきゴミがいつも溜まっているんだよと言っていたあたり。ここまで来ると湖底が見えるようになってきました。それでも8~10メートルくらいの水深がありますね。ダムの増減水で水深は変わるんでしょうけど、なかなか深いですね。
そしてゴミ溜まりの岸辺に近づくにつれ、ゆかいな仲間たちが出てきましたよ! まずこのグレイな魚。ヘラブナですね。でっかいです。
バスに負けない迫力ですが、グレイなムードです。もう一匹出てきました。
ああ、さらにグレイな魚の数がどんどん増えてきました!
などと感心しているとブルーギルです。何か大慌てで、こちらに向かって何か助けを求めるような目つきです。
ああ、これですね、ブラックバス登場です。ブルーギルを追ってきたのでしょうか?
けっこうな大きさです。
グリグリ追い回してます
追い詰められたようです。危うしブルーギル!
え?
ああっ! こっちですか。バス、気が変わったのかいきなり機動水中カメラ「ワカサギ1号くん」にあま噛みしてきました!!
「ワカサギ1号くん」をさんざんあま噛みでもてあそん噛みだ挙句、去っていくブラックバス。津久井湖のルアーマン多しといえど、バスにあま噛みされた釣り人はそう多くないのではと思います。あまり意味ないですが。
バスのあま噛みを耐え、馬渡ワンドの奥へ入っていきます。ワンドに入ったとたんに水深は浅くなり、中央付近でもう1メートルくらいしかありません。小魚がいっぱいいます。あ、ベイトフィッシュ。
さらに進むともう水深は3~50㎝と急激に浅くなります。湖底に生えているのは水草ではなく、増水で水没した陸生の雑草ですね。そしてこのへんから例の「森の黄色い、花粉のような粉末」が急激に増え、視界がほとんどなくなります。
ああ! なんとこんな水深の浅いところにバスがいます! それもけっこうな大型です。
ほとんど水面に背びれを出して、サメ状態で泳ぎまくっています。「森の黄色い粉末」のせいで水面からはバスの姿は見えませんが、水面が波立つのが見えます。
湖底スレスレに泳いでいますがそれでも背びれが水面から見えます
砂と花粉でにごりまくっています。エラ呼吸とか大丈夫でしょうか? などと余計な心配をしてしまうのでした。
駐車場チェック
馬渡ワンドには基本、ボートでしか行けないので、津久井観光ボートさんから出船する場合は艀前の駐車場に駐車します。駐車は後ろの赤い屋根の建物で受付をしてからだそうです。
馬渡ワンドは中村ボートさんからのほうが距離的に近いです。
中村ボートさんから出船の場合は専用駐車場へ。
トイレチェック! ★★★☆☆
各ボート乗り場にはトイレはありますが、いずれも女子のはわたしには少々「風流すぎる」ので、まずは津久井湖畔にある津久井湖城山公園・水の苑地のトイレをお借りします。
ひとこと! 津久井湖 馬渡ワンド
ワンドというわりには河口に毛が生えたように左右に狭くて、しかも全体的にかなり浅い馬渡ワンドは、名手ワンドや中沢ワンドといった津久井湖の他のワンドに比べると、一見イマイチな感じがします。が、この馬渡ワンドの魅力はその魚影の濃さです。川のようなワンドだけに、上流からの流れ込み、じゃないインレットの水量が豊富で、水深も浅くて湖底の「茂み」も多いので虫や小魚・・・ベイトフィッシュがすこぶる多く、これをおめあてにたくさんの魚が集まってきています。まさに津久井湖の銀座4丁目といった風情です。違うかな。ねらい目はワンド入口、陸に向かって左のゴミ溜まり付近。一番魚いました。
津久井湖入釣の基礎知識
★津久井湖は漁業権の設定がないため、入漁料なしで釣りができます。
★ボート釣りはマイボートの持ち込み禁止。エリア内に4件ある貸しボート利用です。
・津久井観光ボート ・沼本ボート ・やぐち釣具店レンタルボート ・中村釣具店ボート(免許不要艇は津久井観光ボートのみ。やぐちボート、中村ボートは手漕ぎボートのみエレキは要持込。中村ボートはHP無現地交渉)
★立入禁止エリアがあります。
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