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風の岬の太公望
東京湾は金谷あたり。東京湾フェリーののどかな旅の余韻に浸ってチョイ10分。荒々しい岩肌の斜面のトンネル抜け、喫茶「岬」を目印に素早く右にカーブをきれば、ああそうだよ、ここが内房一級磯・明鐘の岬だよ。相変わらずいつ来ても風が強く吹いているんだねここは。
ロープをつたって降りる、かなり急な、草深い山道(というほどでもないが)を降りると、目の前に「ぱあっ」と270度に磯場が広がるって寸法さ。
ここ、たしかに内房なんだが、とにかくなぜだか、ここの海はいつ来ても波高し。前回ここに来た時なんか、思い切り波に打たれ、体の後ろ半分だけ、びっしょびしょになって丸一日濡れてたことがあったな。上は船着き岸壁すぐ横のハナレ。チョイジャンプして渡るんだけどこのあたりではわりと水深があるね。
こっちは左の端。浅くてイマイチ。
水中チェック!
というわけで例によって新型機動水中カメラ「マンボウ7号くん」の潜水調査を開始するんえあけども、こんな荒れた海で一体どんな魚がいるというのだろう?
侵食された堆積岩が、複雑に入り組んだ、なかなか面白そうな海底風景だね。キュウセンが海底を這いまわる!
タコ出現! あいたたたたタコにより、岩場の奥に引きずりこまれてしまったぞ! 危うしマンボウ7号くん。黄色い眼が光る!
たまにイワシやサバの群れが入ってくるが、波高く潮の流れも速いので、堤防のようにのんびりサビキ釣り、とはいかないようだね。群れもずっといるわけではないので、やや上級者向けだ。
カワハギだ。魚の種類はけっこう多彩なようだね。
駐車場チェック
未舗装ならがかなりキャパのある無料駐車スペースあり。これはありがたいね。
トイレチェック!
トイレなし
ひとこと! 明鐘岬
内房には珍しい本格磯の風合いなのですごく期待しちゃうんだけど、いかんせん水深が浅いのが難点だね。丘を降りてすぐ右に見える船の発着所らしき岸壁から左にぐるりとポイントではあるんだけど、イマイチ魚影は濃くない感じだ。おまけにここ、場所柄なのかなぜかいつ来てもエライ風が吹いていて、波がうちつける。足場も凸凹が激しくなかなかタフな釣り場ではああるけれども、風光明媚で静か。釣り人も船着き岸壁以外はあまりいないので、一度くらい行ってみてもいいかもしれないよ。
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