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館山ナイトはここが正解。地魚料理で美食に酔う
波奈館山総本店
館山ってとこはおもしろい。温暖な気候なので湾内には回遊魚も入るし、なにより魚のサイズもビッグだ。夏から秋の回遊魚シーズンには沢山の釣り人が自衛隊堤防や、砂上げ場岸壁を埋め尽くすんだけど、そんな館山のもうひとつの魅力はグルメ! 地元であがった新鮮な魚を使った海鮮と、旨い酒がいただける店がけっこうあるので、たまには一泊とって海鮮堪能ってのもいいぞ。3年くらい寿命が延びそうだ。
で、館山でイチオシなのがここ、波奈館山総本店。ご覧のように城郭風の建物に「HANA SOHONTEN」のネオン&クリスマス的電飾は一見、東南アジアか欧州あたりにある日本食レストランぽい感じで日本離れしているが、ここはモノホンの料理屋だ。寿司をベースに刺身、揚げ物、そして創作料理まであるそのレパートリーは左党の舌を唸らせるのに十分だ。
これが食べたいっ
本日地魚の薄造り
いわゆる「シェフの気まぐれ」じゃないけど、その日にあがった地元の魚で、イケてるやつを板さんがチョイスしてお造りにしてくれるってやつ。これは鮮度がバツグンだよ! しかもこの、フグを思わせる薄造りの食感がたまらない。ちなみにこれはカワハギ。肝の量、そして色に注目だ。ビールが7倍くらい美味くなりそうだ。
コチの薄造り&鯨の唐揚げ
で、こっちはコチの薄造り。そこらの寿司チェーンではまず出ない魚をお造りで頂く幸せ。年に3回くらいやっても、バチはあたらないと思う。左はクジラの竜田揚げ。やわやわにやわらかいよ! これにマヨネーズをつけてパクリといけば、あまじょっぱい肉汁の味わいが口いっぱいにひろがって、日本酒が進む進む!
あじの香味漬け
いわゆるカルパッチョ風だ。ゴマだれベースの味付けで韓国風な味わいともいえる。寿司店、和食店の枠にとらわれない創作料理の妙。アジなことやる波奈総本店。
ホタルイカの沖漬
舌の上でトロ~リととろけるね。
肝の甘さと酢の酸味がナイスだ。ああまた酒が進む・・・。
ヒレ酒
ということで3杯目でこいつを飲むのがサトシの流儀(?)だ。こんがり焼ヒレが溶け込んだ日本酒が、五臓六腑に染み渡るね。
釣り場日記
波奈の前の通りを左につきあたればそこはもう館山湾。チョイ左には沖まで突き出た館山夕日桟橋で「陸っぱりなのに沖釣り」が楽しめる。
チョウチンアンコウのような巨大カワハギ。館山は何もかもがビッグサイズだ!
秋にはたくさんの回遊魚がやってくる。
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