裸山に日、沈む時 金色の魚出ずる港。
外房・興津の海は波が荒い。波飛沫が霧のようになり、周囲を幻想的なビロードで包み込む・・・などと思わず小説のような語り口で迫りたくなるようなここ興津西港。シンボルは中央の、裸に削り取られた山である。
この裸山、日中は夏の強烈な日差しを遮ってくれる上に、なんと地元では「アジシグナル」なる目印にもなっているらしい。夕方、この山の影が港内を染めると同時にアジが食い始めるというのだ!
内湾への入り口には水門風に仕切り堤があるね。中央が外湾に突き出た堤防で一番人気があるようだ。
水中チェック!
外湾に突き出た堤防から外湾に向けて、機動水中カメラ「タカアシガニ号くん」投入だ!お! メジナがダイナミックに回遊しているぜ。
続いて内湾側。お約束のトロピカルなニシキベラたちだ。どうもアジの姿は見えないようだが・・・。
釣り魚チェック!
黄金アジラッシュだ!! こりゃ驚いた!
地元の伝説「裸山の影が湾覆うとき」は午後5時きっかりに訪れた。釣りを開始。するとなんということでしょう! 本当にアジが入れ食いでかかってくるではありませんか! 型はそれほど大きくないものの、絶品の黄金アジだ!
駐車場チェック!
港内には広い駐車場がある。日焼けした漁協のナイスガイが駐車料金500円也を徴収に来る。
トイレチェック! ★☆☆☆☆
ひとこと! 興津港
夏場は漁協の先輩たちと語る機会がなにかと多くて、いろいろと情報を拝聴することが多く、勉強になるのだがその中でもこの「興津禿山伝説」は出物の情報だった。そして本当だったよ。
魚と人との営みは延々続けられているんだね。そんな伝説にこれからも挑んでいきたいね。さあ、今日は黄金アジの刺身だぜ。
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