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砂の惑星に降り立ったような異次元感覚。海中も年中砂嵐。まずは表層狙いが吉。
渥美半島は半島の北側と南側ではその様相を一変させる。穏やかな北側に比べ、太平洋の大波をもろに受ける南側はワイルドなんやな。そんな渥美半島南側イチの巨大港・赤羽根港は遠投の楽しみはあるものの、チョイ投げサビキッズのひろくんがいるファミリーフィッシングにはややハードな環境といえるんやないかということなんやな。
ここ赤羽根港もそんなワイルド釣り場のひとつ。半島先端の伊良湖港とならんで大規模港といわれるここ赤羽根港の波は荒いんやな。テトラポッドで重武装している堤防の海中は砂が舞い上がり、ああ、もう視界が極度に悪い「洗濯機」状態とでも言っておこうかなということなんやな。
ポイントとしては駐車場からほど近い左堤防の赤灯側の右サイド。全体的に水深が浅い赤羽根港にあって足元から水深があり、チョイ投げでもなんとかなるんやないかな、と思ったり、思わなかったりするんやな。赤灯周りの先端はテトラがぐるりと固められていてしかも浅いので遠投向きといったところやね。
左側堤防の途中から伸びる枝堤防はご覧のように堤防の半分まで砂で埋まっている。その先端も浅め。沖向きはテトラ帯というからなかなか手ごわそうやね。
もうひとつのポイントは対岸の右堤防。こちらは駐車場から遠いので比較的すいているけども、水深は浅めやね。
水中チェック!
無理を承知で水中撮影を試みてみたものの、ああやはり洗濯機のように港内を波が暴れまくりでほぼ撮影にならんという感じやね。カゴカキダイらしき、タイガースカラーの魚影がかろうじて1尾・・・
こんなクサフグ風情がようやく撮れる程度か・・・
海底にいくほど砂が舞い上がり砂嵐状態やね。これはメジナっぽいがわけわからんね。
これが赤羽根港の海底。完全な砂地ですわな。
釣魚チェック!
ときおりイワシの群れが入るようなんでサビキ釣りは可能やね。けっこういい型のウルメイワシゲット。
おまけでなぜかオキアミに食ってきたカマスっ子。人差し指サイズの夢。
駐車場チェック
赤羽根港は「あかばねロコステーション」という、モロ観光地になっているんやな。道の駅も隣接していて、名産のメロン製品などをお目当てにたくさんの観光客が訪れているので、駐車場はかなりゴージャスですわ。
とはいえ観光客とサーファーであっという間に満車に!
トイレチェック! ★★★★☆
赤羽根ロコパークの駐車場内に、ラグジュアリー感あふれるトイレあり。傍らの裸子植物がリゾート感を演出しているんやな。
ひとこと! 赤羽根港
ここ赤羽根港はたしかに広い。広いんやけどなかなかタフな釣り場やね。波が荒いので堤防はテトラ帯で埋まってしまっている部分は多いし、砂地で浅い上に海底は波で洗濯機状態。ただ、魚影はけっこう濃い。夕方にはファミリーがたくさんのイワシをあげている。道の駅もあるせいか、8割方ファミリーフィッシングといった感じやね。まあ、いいんじゃないかと思うんやね。いいんじゃないかなと。
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