松山空港の真横!市街地に向かうまでにひと釣りできてしまう!
松山空港のすぐ南、というか隣接しているといってもいいくらいの立地にある南吉田の堤防だ。いやあ空港に近いよ。空港のカウンターでレンタカーに飛び乗ったら5秒で釣り場についてしまう! というほどではないものの、30分以内には釣り糸を垂れることができるという、松山にあってとっても交通至便な南吉田の堤防なのである。
地図を見ると堤防の先端がどうなっているかわかりにくいので写真で解説しておこう。堤防先端はこんな感じで行き止まりのようになっているように見えるが…。
よく見ると右側にこんな堤防がひょっこりと現れるのだ。この堤防へは階段で簡単に降りられる。
けっこう長い堤防だ。ただし堤防内側は極端に浅いので釣りにならず。先端部までいかねばならないようだ。
先端部は比較的水深もあり魚影もあるようだが、難点はこの円形の池。けっこう深く、チビッ子ははまらないように注意だよ。
ちなみに堤防外側は果てしないテトラ帯が続いているぞ。テトラポッドの影にはまるで、射的の的のようにチラッチラッとエギング(餌木ルアーによるイカ釣り)の釣り人が見え隠れしているようだ。
水中チェック!
堤防先端部まで来ると水深は6メートルほどで、なかなかいい色をしている。まずはサンバソウ(イシダイの子ども)の登場だ。
カマスの大集団だ! 沖合を周回しているよだが足元数メートルまで接岸してくるようだね。
海底付近にはマダイが多い。型は小ぶりながらなかなかイイ色。
さらに海底にはニシキハゼ。松山にはこのニシキハゼがけっこう多いね。
さて、南吉田でいちばん多いのがこのカワハギだ。けっこうなサイズのが足元でうようよしていてなかなか面白い。
中層付近はとにかくカワハギだらけである!
ああ、そしてサービス精神というか、愛嬌もたっぷりだ。Qちゃん型の唇がキュートでたまらない。この口でどんどんエサトリされていくのである。
釣魚チェック!
マダイは手のひらサイズまでかな。小型は海におかえり願いましょうね。
表層付近にはこれ、スズメダイ。これがえさを食いまくるので難儀である。
駐車場チェック
延々と堤防に沿って続く一本道は若干細いのと、堤防自体が高いので、やはり車を停めるとすればこの先端部のスペースということになりそうだ。2~3台といったところか。
トイレチェック! トイレなし
あいたたたた、近くにも無いようなので女子はあらかじめ用を足してからいったほうがよいかもですな。
ひとこと! 南吉田
となぜか足元からカマス、カワハギ、マダイといった釣り物が楽しめ、しかも空港のすぐ横になるという好立地、それが南吉田だ。トイレやコンビニなどが近くにないので、あらかじめ準備は必要だがそれだけに比較的空いている釣り場でもあり、一度は挑戦してほしいね。
ここはかつて、旧海軍松山343航空隊「剣部隊」の本拠地だったところ。大戦末期に日本の空を守ってくれた紫電改の雄姿を感じつつ、アオイソメを海中に投入するのだった。
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